看護師として働く場合、患者さんの役に立ちたい、医療の発展に貢献したいなどさまざまなことを考えるはずです。そこまで明確な気持ちを抱いていなくとも、漠然とした憧れのイメージはあるでしょう。
実のところそういった「なりたい自分」のイメージは大切で、スキルアップのためには必要不可欠といえるかもしれません。「看護技術を上達させたいと思っていてもなかなか上手くならない」そういうことの原因は、上達だけにこだわって将来のビジョンが見えていないからです。なりたい自分をイメージすると、そこに向かってハードルをひとつずつクリアできますが、その場限りの問題だと乗り越えた後に先に続かなくなってしまいます。
ただ世の中にはイメージが苦手なタイプもいます。そういった場合は、憧れの存在を見つけて目指すようにするといいでしょう。イメージが具体的なので乗り越えるステップも分かりやすく、比較することによって自分に足りない部分も分かり、改めるなど対応ができるようになります。
具体的なイメージがないとスキルアップは難しいもので、憧れの先輩という対象を作り出せばスムーズに進みます。さらにモデルとしての対象ではなく、その人に認められたい、対等になりたいと感じられればスキルアップに励みになるでしょう。
看護師として仕事が覚えられない、技術力が上がらない場合、目標の存在を探してみることをオススメします。努力次第では、目標の人以上の自分になれるかもしれません。